プリマロフト
プリマロフトとは、Albany International Corp.の登録商標で、アメリカにおいてダウンや羽毛に取って代わる素材として開発された、保湿・保温性に優れたマイクロ繊維の中綿素材です。
プリマロフトは、ハイカウント糸と呼ばれるもので構成されており、これまでの合繊中綿に比べると、とても柔らかく、量高性があり、また、濡れても軽さや柔らかさには何の影響も与えません。これまでのダウンのように、水に濡れて、重くなったり、保湿効果に支障が出るなどの心配をする必要はありません。プリマロフトは、何百万というエアポケットが、表面の水を跳ね返し、水分を寄せ付けない構造になっていて、仮に染み込んでも、マイクロ繊維は、水分を吸収することはないのです。こうした保湿効果により、雨の時はダウンよりもむしろ暖かいといった利点があります。
プリマロフトの開発元のAlbany International Corp.は、そうした高い技術力が各分野から高評価を得ていて、高度技術集団としての地位を確立しています。例えば、産業機械の分野では、高度な技術を要するエンジニアード・クロスの世界シェアNo.1となっていますし、NASAなどの宇宙開発事業においても、スペースシャトルの機体を熱から守る素材を開発しました。他にも、航空産業において、ジェット機のエンジントラブルの事故から機体を守るための素材開発にも貢献しているなど、皆さんの目にする身近なところで、非常に貢献していることが分かります。
そういった会社によって作られたプリマロフトは、U.S.ARMYから、羽毛にとって代わる新素材の開発要請を受け完成した素材です。これまでの実績が無ければ、Albany International Corp.社に要請がくることはなかったでしょう。そしてそこで生まれた「プリマロフト」は、現在もNATOで採用されています。
そしてプリマロフトは、産業界のみならず、その素材の質の高さから、布団やアウターなどのウェアなど、広く一般にも広まっているというわけです。プリマロフトはエベレスト登頂のアウターにも使われ、その使用者からは、「こんな羽毛のように優れた素材はみたことがない」と驚きの声が上がっているほどです。
ひょっとしたら、皆さんの身近なところにももっともっと使われているかもしれません。布団や、ウェアなどの購入の際は、是非とも素材にも注意していただきたいところです。もしかすると、プリマロフトが使われているかもしれませんよ。