バーニーズ
バーニーズはバーニー・プレスマンによって1923年アメリカニュヨークのマンハンタン7番地17丁目にオープンしたメンズとボーイズの衣料品店でしたですが、今やアメリカを代表する高級ファッション専門店として、バーニーズで販売される事が、アメリカで高級ブランドとしての証とされるくらい、そのステータス性が高いスペシャルなショップと言われています。
バーニーズは衣料品と言っても、いわゆるディスカウントショップとして営業を行なっていて、スーツの他にカジュアルウエアが主な取扱商品でした。バーニーズは1960年代までには既に高級紳士服の高級ファッションスペシャリティストアとして揺ぎ無いステータスを持ったショップとなって、ニュヨークマンハタンとともに発展していましたが、更にヨーロッパのカルダンやジバンシーなど人気デザイナーのファッションを紹介するようになるとともに、1970年からアート戦略を取るようになります。
バーニーズと言えば、ピーター・マリノとアンドレ・プットマンなどを起用した新店舗のオープンセレモニーやアーティストにショップのディスプレイを担当させるなど、アート関連のプロデュ−スでも有名ですが、このようなアートを重視し、支援したバ―ニーズのスタンスは、ニューヨークをビジネスだけでなく現代アートでも有名にしたと言えます。
またジョルジオ・アルマーニを紹介したのもバーニーズがアメリカで初めてであり、ジョルジオ・アルマーニのアメリカでのブレークとともに、バーニーズの高級セレクトショップにおいて、他の追随を許さない確固とした地位を築き上げたと言えます。
その後バ―ニーズは女性のファッションやアクセサリーをも取扱うようになるばかりか、レストランの事業やギフトショップのチェルシーバッセージンなどの他分野の事業展開をするようになっていきます。1980年代後半から拡大路線の一環として、バーニーズアメリカを分離設立し、アメリカ国内の店舗運営をバーニーズニューヨークを独立させることで集中を図り、日本の伊勢丹などと業務提携を行って、日本などへ海外進出にも積極的になってきました。
バーニーズニューヨークは、ニューヨークに根を下ろしたアートカルチャーの情報やトレンドの発信地として注目の集まるところとなっていますが、そのスタンスは既に1970年代から培われたもので、アンディ・ウォホールなど幾多の現代アーティストを支援してきた賜物と言って良いでしょう。バーニーズは単なるセレクトショップと言うよりは、上質なアートとファッションビジネスのプロデューサー的な企業であり、それがバーンーズスタイルと呼ぶべきものです。